更年期のホルモン治療ってどんなことをするの?

一時期はリスクを指摘する声もあったが、現在では安全で効果的な治療法が確立されている

医療機関で行われている更年期の治療方法の中でももっとも一般的なのがホルモン治療(ホルモン補充療法)です。

 

簡単に言えば更年期に減少するホルモンを外から補うことで心身の変調を緩和していく治療方法です。

 

よく更年期には大豆イソフラボンを摂取するとよいといわれます。これは更年期になって減少していくエストロゲンと似た働きを持つため、不足を補う効果で更年期の症状の予防・緩和が期待できるからです。

 

ホルモン治療は減少しているエストロゲンを直接補うことでより高い効果が期待できる方法です。

 

ただ、ホルモン治療には長い間安全面の不安が指摘されていました。

 

即効性に優れている一方、適切な形で補わないとかえってホルモンバランスを乱してしまったり、さまざまな副作用を起こしてしまうリスクが指摘されていたのです。とくに乳がんのリスクが上昇するとの指摘は更年期に悩む女性にこの治療をためらわせる大きな要因となっていました。

 

しかし現在では乳がんリスクの上昇に関しては否定的な意見もあり、また技術や奨励の蓄積によってより安全で効果的な治療方法が確立されています。ひと昔前に言われていたこの治療法の心配はかなり解消されているといってもよいでしょう。

エストロゲンを補う方法にはいくつか種類があり、貼り薬や塗り薬で補う方法も

不足しているエストロゲンを補うといっても実際の方法にはいくつかの種類があります。

 

まずエストロゲンだけを補う方法とエストロゲンとプロゲステロンの両方を補う方法に分けることができます。エストロゲンだけを補うと体への影響が大きすぎる恐れがあるのでプロゲステロンも併せて補うことで和らげる方法もあるのです。

 

また飲み薬(内服薬)だけでなく貼り薬・塗り薬(外用薬)で補う方法もあります。

 

もう少し詳しく見ていくとまだ閉経にいたっていない場合にはエストロゲンを連続投与しつつ、プロゲステロンを周期的に投与する方法が一般的に行われます。

 

一方すでに閉経が来て何年か経過している場合にはエストロゲン、プロゲステロンの両方を連続投与する方法が広く行われています。どの方法でも4週間(28日)をひとつのサイクルとして投与し、効果や健康への影響を判断する形をとっています。

 

なお、乳がん、子宮がん、血栓症の治療を受けている方や過去に脳卒中や心筋梗塞を起こしたことがある方はこの治療は不可となっています。

 

日々の生活の中で自分でできる対策方法では辛い更年期の症状が緩和されない場合にはこの治療法を検討してみましょう。この治療法の経験が豊富な医師、また事前に話を聞いてくれて納得したうえで受けられる環境を選ぶことも重要なポイントとなるでしょう。

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